ニトリ銀座店のすぐ近くに、無印良品の世界旗艦店として「無印良品 銀座」がオープンした。全10フロアからなる大型店舗で、ここでしか買えない特別な商品や、年間300を超えるイベントが予定されていたりと、他の店舗とは一線を画す特別な場所でまさに無印の聖地ともいえる。
地下は食堂になっとおり、1〜6Fまでがテーマごとの売り場になっている。7〜10Fは、無印初となるホテル「MUJI HOTEL GINZA」となっており、宿泊を通して、無印の商品の魅力を体感できる。
かなりの大型店だが、各フロアは郊外店のような広さはないので目的の売り場を見るだけならスムーズにショッピングできる。ただし休日はとても混むので、出来れば平日に行くのがおすすめだ。
今回は開店1週間後の平日10:00に行ったが、まだ空いており非常に快適に見ることができた。
目次
1F くらしの基本となる食 〜食品、ベーカリー
1Fは「食」をテーマにしたフロアになっている。
無印で見かけるおなじみの商品の他に、ここでしか見られない果物販売やティーブレンドのサービス、ジューススタンドなど独自のサービスが提供されている。
運が良ければ試食などイベントも開催されている。
入ってすぐに現れるのは市場をイメージした食品売場。無印良品ではめずらしい野菜などの生鮮食品を扱っている。
おしゃれなスーパーマーケットといった雰囲気だ。皮付きの竹の子やイチゴなど旬の食材には、特に力が入っていた。
ブレンドティー工房。茶葉をベースにフルーツやフラワーを合わせてくれる。32種類のレシピが用意されており、いずれも注文を受けてから調合してくれる。
店内にあるジューススタンド。色鮮やかで新鮮な果物が並ぶ。ここではフルーツジュースの他にコーヒーやお茶を頼む事もできる。
お昼ごはんにぴったりのお弁当も販売。日替わり弁当の他にもいくつかの種類がある。無添加なので安心安全の無印らしいお弁当。
見慣れたお魚容器に入った醤油。ブリキの缶に入っていると何だかとてもおしゃれに見える。
カレーコーナーではバリエーション豊富な無印のカレーが並ぶ。売り場の上には沢山のスパイスが展示されている。(これは売り物ではありません。)
冷凍食品も充実しており、和食のお惣菜から洋食まで幅広い品揃え。
パン売り場。美味しいパンが、お手頃な価格で売られている。ぜひ焼き立てを食べてみてください。
2F 素材が伝わる 〜衣料品・靴
2Fはレディース&メンズ衣料品と靴、バッグを扱っている。
文脈商品のコンセプトで素材をテーマにそれぞれの魅力を引き出しすような商品展示がされている。
またここだけでしか手に入らない限定アイテムもある。
店内の内装もまた素材をテーマにしている。木と綿や麻などの素材を組み合わせた店内は落ち着いた雰囲気を感じさせる。ただし混んでいなければ。
一休みできるスポットも用意されている。店内は広いので疲れたらここで一休みするのも悪くない。
ジーンズなどの見慣れたアイテムもある一方で、銀座店限定の商品も多数。他の無印とは違った品揃えで楽しめる。
メンズ売り場の内装も凝っている。ここに限らず店内のあちこちに現代アートのギャラリーのような展示がされている。
メンズのTシャツ売り場。シンプルな白いTシャツだが、4Fのデザイン工房で刺繍を入れることもできる。
これも限定商品だろうか、手編みのレザーサンダル。他にも普通のサンダル、シンプルなスニーカー等、無印良品でおなじみの商品が一通り置かれている。
3F 毎日使う 〜インナーウェア、ヘルス&ビューティー、文具etc
3Fは「毎日に使う」がテーマ。
下着などのインナーウェア、ヘルス&ビューティー、くつ下、旅行用品、文房具、オフィス用品など多彩なジャンルの商品を扱う。
日常生活で使用するベーシックなアイテムが多い。おそらく扱う商品の種類も一番多いフロアのように思え、見ていても特に楽しかった。
充実したアロマコーナーは心地よい空間。アロマと関連商品が充実している。
銀座店ならではのサービス「香り工房」は、自分だけのアロマをブレンドできるサービス。好みに合わせてアロマセラピストの用意したメニューを元にその場でブレンドしてもらうことができる。
清潔感あふれるコスメコーナー。スキンケア用品から各種容器、小物まで圧倒的な品揃え。
文具コーナーも一味違ったユニークな展示がおしゃれ。品揃えも豊富で、自分は見ていて一番楽しいコーナーの1つだった。ついつい欲しくなってしまう。
旅行用品。旅の準備や移動中の時間を快適にするためのグッズが見つかる。
整理用の小物や、定番の便利グッズが揃う。またここには写っていないがスーツケースの種類が非常に豊富で、品質と価格のバランスがよい。
こじんまりとした自転車コーナー。三輪車や練習用の取っ手のついた子供用の自転車もある。自転車の部品が美しく展示されている(ちなみにこれは商品ではない。)
4F 発見とヒント 〜家具(リビング/キッチン)、食器、料理、子供/マタニティ、本
このフロアのテーマは「発見とヒント」。今当たり前にあることを、もう一度よく見直して、新しいものや楽しいことを見つけていこうというコンセプト。このコンセプトにふさわしく、買った無印の商品に好きな刺繍を入れられる「デザイン工房」など遊び心あるサービスが用意されている。
リビングルーム、食器や料理道具などキッチンやダイニンニングで使うもの、木育広場、子供服、玩具、書籍などがある。
種類は少ないが、リビング用の家具コーナーもある。ソファに座って体感することができる。
それを補うようにパソコンによるシュミレーションコーナーが用意されている。置きたい部屋に合わせて家具のサイズや色を試すことができる。
こちらは書籍コーナー「MUJI BOOKS」。流石に無印のほんの品揃えは抜群。ここで買った本には、デザイン工房でカスタマイズを加えることができる。
こちらはデザイン工房。無印で買った衣類や布バック、雑貨、スニーカーなどに好きな刺繍を入れることができる。選べるデザインも豊富なので自分だけのワンポイントTシャツや、バックなどが作れる。
インテリアショップIDEEのコーナー。価格帯は無印良品のものに比べる、ワンランク以上お高くなっている。IDEEはデザイン家具を扱うインテリアショップだが、現在では無印(良品計画)の子会社になっている。
子供のための木育広場では、温かみある木の玩具を実際に手に取ることができる。
この一角は絵本や子供向けのリュックサック、そのほか様々な小物が並ぶ。発見とヒントはあるかな?
5F 暮らしの役に立つ 〜家具(ベッドルーム)、収納、家電、そうじ用品、雑貨
5Fのテーマである「暮らしの役に立つ」にちなんだ商品がならぶ。寝具、ベッド、収納用品全般、家電、照明など家で使うアイテムが揃っている。フロアに上がると、まず正面におかれたベッドとシーツが目に引く。
ステキな籠を使った展示。各カゴはもちろん売っている物なので購入できる。商品と内装が一体となっているのも、無印良品 銀座の特徴だった。
吊るされた羽毛布団を触って、感触を試すことができる。こちらはリサイクル羽毛を使った商品。一度回収された羽毛をリサイクルした商品だが、新品と遜色ない感触だ。
ベッドやマットレスのコーナー。内部構造も展示されており、ちょっとした博物館のような雰囲気もある。実際に寝て感触をたしかめることができる。
収納関連の家具やケースもバリエーションが豊富。
清掃、洗濯用品のコーナー。こちらも充実の品揃え。
スティッククリーナーの展示もユニーク。木にぴったり埋め込まれている。
無印良品の商品を使ったインテリアのモデルルーム。
6F デザイン文化に触れる 〜ギャラリー、ライブラリー、サロン、和食レストランetc
6Fは他のフロアと異なり、ショップというよりはギャラリーのような空間になっている。
これまでのフロアはコンセプトに沿った商品の販売がメインだったが、ここはデザイン文化に触れることをテーマに、毛色の異なる施設が用意されている。
またお酒や食事を楽しむこともできる。またMUJI HOTELのフロントもこの階にある。
「ATELIER MUJI GINZA」と名付けられた2つのギャラリーがある。
写真は「栗の木プロジェクト」。さまざまな地域、世代、職業の人々が書いた、 俳句のように短い言葉が群生している。
コーヒーやお酒を楽しむことができるサロン。
営業時間は10:00〜26:00までと長く、MUJI HOTELの宿泊者にも便利だ。時間帯によって変化する照明演出も楽しみの1つ。ちなみにテーブルは樹齢400年の楠で作られている。
デザイン関連の本を集めたライブラリー。日本語の本だけでなく外国語の本もある。椅子が用意されているので、混んでいなければゆったり読むこともできる。
国内では初となるMUJI HOTEL。7F〜10Fを占めるホテルエリアのフロントも6Fにある。
行き方
電車JR有楽町駅から
所要時間:徒歩4分
新南改札が最も近い出口になるが、慣れていないと駅の中を結構迷うかもしれないので注意。
行き方は以下の道順を参考にしてください。雨の日はタイムズスクエアに入ってしまえば、内部から濡れずにニトリに行くこともできますが外の道を通った方がシンプルでわかりやすい。
電車を降りたら、中央口へ向かいます。
JR有楽町駅の中央口から外に出ます。
駅を出ると、正面にマルイが見えます。
このままほぼ直進してマルイ左側の道(↑写真参照)を進みます。
数10メートル進むと、高架道路が見えてきます。
直進して、高架道路の下をくぐります。
交差点に出ます。横断歩道の向こうにはマロニエゲート銀座やニトリの看板が見えてきます。
直進して横断歩道を渡りさらに直進、マロニエゲート銀座の左側の道を進みます。
少し進んで、最初の角を右に曲がります。
曲がってすぐに、「無印良品 銀座」が現れます。
この日は、道も空いており信号もスムーズに進めたので、大人の足で4分程度でした。
店舗の基本情報
地図
営業時間と基本情報
営業時間:
1F〜6F 10:00〜21:00
※ただし以下は営業時間が異なる。
B1F 7:30〜22:00(ラストオーダー 21:30)
1F ベーカリー 7:30〜21:00
6F レストラン
11:30〜15:30(ラストオーダー 15:00)
17:30〜22:30(ラストオーダー 22:00)
6F サロン 10:00〜23:00
店舗名:無印良品 銀座
郵便番号:〒104-0061
住所:東京都中央区銀座3丁目3番5号
電話: 03-3538-1311